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被検体 "D_ for_E_1225"

彼女について

20XX/12/25 悪魔堕ちした少女「■■■■」(検閲済み)は当院医師、蒼鳳 夜風により対魔処置を施され、

その場で異例の神降ろしを実行。

この世で唯一、人間から悪魔になり、その後疑似的な天使になった存在である。

存在を地上に定着させるため、神との契約により

封印名「久遠 白雪」が与えられた。

被検体は一連の儀式により記憶障害を患っている。

彼女の心臓はすでに止まっている。

彼女の生命活動はすでに停止している。

しかし彼女は「生きている」。

人間の及ばぬ神の慈悲により、彼女は呼吸をしている。

​それは疑似的な神の息吹と呼べるだろうか?

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彼女は眼球への十字架の刻印、
頭部の十字架飾り、
その他衣服の様々な部位に十字架模様を施すことで、
彼女の中に残る悪魔の残留思念を封印している。

どれかひとつでも欠けてはならない。
彼女が再度悪魔堕ちした場合は当施設で
処理を行うことが決定している。

​処理にあたるのは主治医である蒼鳳 夜風医師。

カルテ

D_for_E_1225

「被検体名簿」と書かれたカルテには、

見覚えのある名前と、助手が打ち込んだ彼女の病症が書いてある。

彼女は貴重なサンプルであり、

この世でたった一人、私が作り出した人工の天使だ。

何があっても彼女を守らねばならない。

そして、彼女自身の生活にも配慮する義務がある。

彼女の危うい記憶障害や、閉鎖された病棟内、

そして24時間監視され続けるストレスから。

なにか気晴らしに……

例えば、外の人間とコミュニケーションをとれるものがあれば……

​(20XX/04/25 蒼鳳 夜風の手記)

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詳しいカルテ

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